2019.12.22 Sunday
必要とされること
当館常連のお客様で80歳を健康で迎えられたみなさんは、異口同音「この年まで生きられるとは思わなかった」とおっしゃいます。『人生100年時代』をどう解釈するかは、それぞれ違っていいと思います。ただ、本人にとって必要なことを必要なときに必要なだけ享受できる機会が減ってきているようで、これからはそういうことが大事になっていくのではと感じています。
さがし方は飛躍的に向上しましたが、求めているものに対して対応できる窓口や人はどうでしょう。
サービス付加はあっても減らしの選択肢があればなあと思う場面もありますし、お徳感も人によりけり。こういうことを見抜いて、さらりとやってのけちゃう人、あこがれちゃいますね。
時短、効率化、利便性を求めすぎると、必ず対応できないことが人に振りかかってきたり、必要ないことまで付加されたりします。人手不足解消が逆にクレームを増やすとなれば本末転倒です。人の感覚もさまざまですから、できることできないことをお互い分かり合えるまでは時間と手間がかかります。話し合いや確認をしながら、折り合いをつけていきたいものです。